参政党に賛成?非公認ブログ

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2024年12月7日(土) 創憲フェス 参詩郎さんレポート

2024年12月7日、星陵会館にて、参政党創憲フェスが開催されました。

※2025年1月31日23:59まで、アーカイブ動画を1,000円で販売中です

参政党創憲フェス

当ブログ管理人も参加しましたが、大変すばらしく充実した内容でした。

党員の参詩郎さんが内容をまとめ、X(Twitter)に投稿されています。

https://x.com/3seito_machine/status/1865577759826968889

参詩郎さんから依頼を受け、記事として転載させていただきます。
参考画像やX投稿を、管理人判断で追加しました。

参政党創憲フェス

概要

2024年12月7日星陵会館で行われた参政党”創憲フェス”

3名の講師による基調講演と参政党全国11ブロックが独自にまとめ上げた憲法案の発表が行われました。

(司会:安達悠司、工藤聖子)

”創憲”とは何か、憲法改正いわゆる”改憲”では無いのかと一般の方は思うかもしれませんが、参政党は事実上GHQの占領下において米国が起草した日本国憲法ではなく『日本人自らの手で憲法を一から創ろう』という”創憲”を目標に掲げております。

創憲フェスは1年以上かけて全国で行われてきた創憲ワークショップの集大成として、そして3名の講師の方々の講演を通じ、今一度”創憲”の意義を考える貴重な機会となりました。

その内容を私なりに以下に纏めさせていただきました。

画像

https://x.com/Yukiko185358545/status/1865805766067961939 より

1部 開会・特別講師 講演

(1)13:00 オープニング講演 松田学氏 20分

なぜ参政党は創憲なのか

冒頭は松田学さんの講演でした。

2023年5月3日憲法記念日に当時参政党代表だった松田さんが『自らの手で憲法を創る「創憲」に向けて国民運動を』という代表談話を参政党HPに発表され、これが事実上参政党の創憲活動のスタートであったと認識しています。

自らの政治経験、石原慎太郎さんと政策議論の中であった憲法改正のお話などを踏まえ、なぜ”創憲”という考えに行きついたのかを講和いただきました。

以下は松田先生のお話の抜粋です。

創憲に向けて

・まずは国民が自国の置かれた状況と日本の歴史を知る

・近代型政党:党員が主役:国民が主役の政治のモデルに

・憲法を改正するのは国民:国民の納得で初めて自主憲法

・新型コロナによる気づき:緊急事態状況に反対
「グローバリズム全体主義vs自由社会を守る国民国家」

・保守とは・・・反理想主義 + 過去→現在→未来の時間軸

・歴史を大切に・・・参政党は徹底的に日本の歴史をみんなで勉強

いま、世界は日本を必要としている

・西洋文明中心の世界からの転換 今後数百年の文明を先導する日本
 そのような国づくりの場として「創憲」

・八紘一宇 多種多様な自立国家同士で「世界に大調和」


また、講演の最後には「トランプ大統領になり、世界はまさしく大転換の時代を迎えている。欧米中心からアジア中心の世界になっていくだろうが、その中心になるのは中国ではない、日本である!」と力強いお言葉が松田さんよりありました。

(2)13:20特別講演① 徳永信一氏(弁護士) 40分
「憲法を刷新せよ リベラルに挑む憲法と愛国」

左派が多い弁護士界隈の中で、保守思想的な立ち位置で活動をされている徳永弁護士。過去には靖国神社関連や安全保障関連の訴訟に関わってきた方で、神谷さんが吹田市議の頃からのご縁ということです。

◆以下徳永弁護士講演抜粋

1.何が創憲を邪魔しているのか、「国民主権」国民とは何なのか?

マスコミによる国民とは=今生きている国民

憲法学での国民=過去・現在・未来の国民

国民統合として、主権としての天皇=主権者・権威

国体:自衛隊 軍備を増強するということを言うと憚れる時代があった(50年以上)
ただし、この10年は変わりつつある

弁護士会の中でも憲法改正の動きはあった

安倍元首相:2019年 「自衛隊明記」改憲の推進提言

「自衛隊違憲論に終止符を」 首相改憲メッセージ全文 - 産経ニュース

弁護士会の選挙を共産党が支配しており、弁護士会会長中野氏は右派的な思想だったが、何も言えなかった

2.日本国憲法改正の必要性

①憲法前文:「平和を愛する諸国民の公正と信義」と「西欧自然法思想」の削除

②憲法9条:2項の削除または自衛隊の明記(「9条改憲は最大の抑止力」)
      →違憲ではなくなる
      統治行為論(砂川事件最高裁判判決)の再評価
      ⇒自衛隊は強くなる
       日本を守るために何が必要か、それにより相対的に変わる

③憲法20条:政教分離原則の削除または修正
      敵対的分離(宗教の排除)から友好的分離(宗教的中立)の要請へ
      祭りの国日本

④憲法1条:国体護持と天皇の元首性の確認
       1974年スウェーデン憲法→日本国憲法を真似。スペインも 普遍性がある
       ※憲法9条はどの国も真似しなかった

日本は間違っても首相が元首ではない
(元首として)2000年の歴史を持つ天皇がいる

3.1条改正・国体の護持と日本国憲法

①主権パラダイムの転換:国体論→主権論→国体論
グローバリズム→昔はインターナショナリズムと

②日本の再出発点:「朕はここに、国体を護持しえて…」(終戦の詔) 
ポツダム宣言(国体を護持)

③昭和天皇の賭け:バーンズ回答をめぐる御前会議
        「朕は英米の善意を信じて良いと思ふ」
→これらのことは小学生から勉強をすべき

④マッカーサーの再評価:国体護持のための日本国憲法
            マッカーサーと政府との共謀
            極東委員会の動きと東京裁判

⑤政府(金森徳次郎)の国体答弁:天皇をあこがれの中心
                国体は豪も変わらない

国を守った金森徳次郎の「憲法答弁」|歴史チャンネル

⑥二つの国体:法的意味の国体と文化的意味の国体

⑦国体変更論争:和辻哲郎の象徴天皇制(本来の天皇制)
        ⇒京都大学

佐々木・和辻論争 - Wikipedia

⑧八月革命説と憲法無効論との相似性

(3) 特別講演② ジェイソン・モーガン氏 40分
「日本国憲法は日本人の恥である」

冒頭、自身の講演の内容はひとつ前の徳永弁護士の内容、日本国憲法は天皇という国体を護持しているという内容をひっくり返す「ちゃぶ台返し」の内容であると仰り、講演は開始。

モーガン氏は欧米出身者として、欧米・白人のやり方を熟知しており、その視点から現在の日本国憲法の問題点と創憲の必要性を訴えてくださいました。

まず先日ニュージーランド議会にて、SNSでもバズった女性議員が伝統的な踊り「ハカ」を踊り条約を破る動画を紹介し、ニュージーランドでも白人支配に抗う声が大きくなってきていることを紹介。

モーガン氏曰く、条約というのは白人が相手国を従属させるために持ち出す手法であり、日本国憲法も同じ意味を持つものであると解説。

よって、ニュージーランドの女性議員のように、日本国民も日本国憲法を破り捨てて新たに創憲、自分達で憲法を作るべきだと強く訴えてくださいました。


ここで、モーガン氏がある”行動”をします。
詳細はアブなくて載せれません^_^;
館内は大喝采だったことを記載しておきます。

◆以下モーガン氏講演抜粋

・安全保障(あいまいな言葉)本来は皇室保護

・自衛隊はこの国を守ったことがない。日本は米軍が支配している(米軍に守られている)

・日本人が独立するべき、白人の支配はいらない

・欧米がプロセス(ルール)を作る=他国を監視下に置くワナ
漸進主義・民主主義・憲法主義・普遍的価値などすべて罠

・イムラン・カーン(パキスタン) 俺たちはお前たちの奴隷じゃない/ロシアと戦争したくない

・自民党はワシントンが作った日本統治のための政党(吉田茂)

・今グローバリストと戦っている国はロシアと北朝鮮

・ハワイでも国民が目覚めつつある
 We are not American
   We will never be American

画像

Why Hawaiian sovereignty has undeniable context for the Maui fires


 ・白人は移民を入れて、他国を手に入れてきた。このままでは日本がアメリカの51番目の州になる(もう実質的にはなっているが)

・モーガンさんはルイジアナ州の出身なのでルーツはアフリカにある
 (これはアメリカンジョークっぽい^_^;)

・アメリカは本来インディアンの国。白人は出ていくべき

・自民党は売国奴。滅んで欲しい

・そもそも天皇陛下の地位を決めることは侮辱である。
日本は天皇陛下のもとに成り立ってきた国であり、そもそも憲法で縛られることは不要では?

・白人のやり方や白人の言うことを信じないほうが良い(それを白人の方が言うから説得力がある・・・)

画像
https://x.com/matsudamanabu/status/1865690880713371915 より

2部 創憲 発表・講評

(1) 11ブロックによる憲法案発表 1チーム5分×11 55分

ここでは全国11ブロックの憲法案の発表が行われました。

1年以上かけて全国で行われてきた創憲ワークショップの集大成として、各地区による特色が良く出ていて大変すばらしかったです!

詳細は恐らく党のHPにそのうち掲載されると思うので、長くなるので割愛させていただきますm(_ _”m)

(2)創憲講評

北野裕子氏(衆議院議員)


参詩郎さん撮影

今日の講演を聞いて日本のことをあらためて好きになった。
今の憲法は言葉でわかりにくいものにされている、それを我々の手で創り直さなければならない。

吉川里奈氏(衆議院議員)


参詩郎さん撮影

自身が創憲のワークショップに参加した時、創憲ってまだぼんやりとしてわからないものだったが、その後全国でたくさんの意見がでて、今日こうして纏まった内容を聞けて大変感銘を受けた。


国体や八紘一宇などの言葉が今日も出たが、一歩参政党から外に出たときにその言葉が通じない。今後もワークショップが全国で開催されていく、国体・神話とはなにか、引き続き勉強をしていきたい。

自分は法務委員会に所属となった。日本の国体が一番破壊されていく場所。今まさに議論されている選択的夫婦別姓は戸籍制度を破壊する、国体を破壊するものだ。このままだと国会議員に立候補する人もどこの国の人だかわからなくなる。国体を破壊する法律であり、何としても食い止めたい。

(3)神谷代表挨拶


参詩郎さん撮影

国会が今行われているが、内容が選択的夫婦別姓、政治とカネ、環境問題などの議論で具合が悪くなってしまった。とても今の国会は皆さんに本会議を見てほしいと言えない状況。

しかし、今日の創憲フェスの内容は素晴らしく、是非本日参加されていない皆さんに見てほしい内容だと思いました。

徳永先生の国体を守ること、モーガンさんの今の憲法を捨ててしまえという主張は一見別のものに見えるが、考えは表裏一体だと思う。

アメリカは人種を駆逐して国を乗っ取ってきた、日本をそんな状態にしてはいけない

大統領選はトランプ氏が当選されたが、就任するまでに何が起きるのか、今世界中が火薬庫になっている。実は石破総理はこれから何が起こるのか知っているのではないか。

日本はこのままだと一度ボロボロになるんじゃないかと思う。今までは国会議員が1人だから声も上げられない状況でだった。

でも衆議院は3人になり、会派が組めた。野党と話し合いができるようになった。

党員の皆さんの想い、創憲への想いを今日受け取った。
皆さんの思いを議員の数が少なく、すぐに実現できないのが歯がゆい。

しかし、今日皆さんの発表を聞いて元気をもらえたので前を向いてやって行く。

次の参議院の準備を今やっている。決起大会みたいなものもやる予定。

すぐに形にはならないかもしれない、多くの国民には理解されないかもしれない。
でも皆さんやりましょう、ここから。

ほかの党はなんとなくやっている感を出しているだけ。思想とか哲学を全く感じない

参政党員は思想哲学を磨いていく、必ず我々の哲学が役に立つときがくる。

学び、アウトプット 
想いの集約をする
それが必ず刀になる

創憲フェスの各ブロックの発表は正直、もう少しレベルが低いと思っていた。選挙もあったし時間が無かったから。でも皆さん素晴らしい内容だった。

今、参議院選挙に向けて公約を考えている。

参政党の主張を真正面に行きたいけど、それでは世間に伝わらない。
それは皆さんから見たら軟弱な政策に見えるかもしれない。

今日の創憲フェスの発表を聞いて皆さんの想いはあらためて理解した。

参政党じゃない方にも政策が伝わるようにする、なので大変苦労している。

今後政策づくり等の運営をしっかりやっていきます。

(4)最後に閉会挨拶 安達祐司さん

党員みんなの想いを引き継いでやっていく。新しく憲法案をブラッシュアップして頑張っていきたい。


以上、少しでもこの素晴らしい創憲フェスの内容が皆さまに伝われば幸いです・・・